どうも、丸田です。
今回は数学的思考力を身につけて何が変わったのか?をテーマに解説していきます。
数学的思考力や論理的思考について気にはなるけど、具体的にどのように社会に活用できるのか?イマイチ想像ができないと感じているのではないでしょうか。
今回は僕が数学的思考を身につけて、仕事をしてきた中で特にこれは良かったなぁと感じた経験を5つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
1.本質を考えられるようになった
本質は何を常に考える習慣が身につきました。
どういうことかというと、「一見するとAの問題と思えるけど、実はBの問題だった」みたいな話です。
僕の体験談のうち1つをお伝えすると、僕が売り上げアップのコンサルティングをやっている時。
「なかなか集客ができないんですよね〜」という相談を受けました。
なるほど、、、集客とは自分のお店やWebサイト、SNSに人を集める行為。
ここがうまくいかないと確かにビジネスが破綻するよな…。
と思っていました。
そこで、実際にどれぐらいの人が集められているのか、現状把握のためいろいろヒアリングしていくと、「おやおや…?」と。
フタを開けてみると、そこまで集客ができていない状況ではなかったのです。
原因はなんだったかというと、ズバリ成約率が低かったことでした。
もっと深堀すると、相談者は「自分が販売するサービスはこれでいいのだろうか?」とコンセプトに悩んでいたのですね。
結果的に、サービスコンセプトの見直しや自身の強みの洗い出しを行なったというわけです。
この作業によって、うまく売上アップを目指すことができたのです。
ここでポイントなのは、集客の悩みだからといって、集客のアドバイスをしていても問題解決はできていなかったこと。
深堀すればもっと根本的な問題があったというわけです。
このような事例は他にも数え切れないぐらいにありますが、問題の根本部分となる本質を見抜けるようになったなぁと感じます。
何か問題を抱えている時は、表面的な解決策ではなく、「この現状を生み出している本質は何か?」を考えると、うまくいきやすいです。
2.数字や情報に惑わされなくなった
実は、昔は僕数字にめっぽう弱く、数字に振り回されていました苦笑
特に20代の頃は、「年商〇億円!」とか「売上◯億円達成!」、「営業利益◯◯◯%アップ!」みたいな人に対し「すげー!」と素直に感心し、憧れもありました。
要するに数字の大きさに惑わされていたのですね。
しかし、実際にそのような稼いでいる人の話を聞いたりしているうちに、数字は幻想だと気づきました。
もちろん、中にはちゃんとした数字を打ち出している人もいらっしゃいます。
ですが、数字はいかようにも作れてしまうということに気づきました。
(特に僕が広告業をやっていると、この事実に痛感しました)
別に数字を大きく見せることがダメというわけではありません。
僕が伝えたいのは、数字の大きさに惑わされないようしなければならないということです。
これはビジネスだけの話ではありません。
例えば、Amazonのレビューの数も数字が大きいほど安心できるような気がしますが、決してそんなことはありません。
中にはお金を払ってレビューするよう依頼する業者もいます。
(ちなみに、僕も依頼のお願いをされたあります笑。当然断りましたけども。)
ベストセラーだからと言って、それが優れている書籍とは限りません。
特に%に関しては、いくらでも大きくできます。
仮に僕が毎月
たった数分マウスを1クリックしただけで、月収100万円!みたいなのもウソです。
中身を明かすと、実は半年前からコツコツとビジネスを運用しており、すでに信頼してくれる顧客やファンの人が多くいる状態で、そんな時とあるキャンペーンを実施。
5万円のサービスをリリースする際に、マウスをクリック(1クリック)。すでに信頼してくれている方20名が購入してくれて100万円の売り上げ!
みたいな裏話をバッサリ切り、目立つ箇所だけ打ち出した結果が、「たった◯◯で〜〜〜できました!」という広告文の完成なのです。
↑これはダイエットや健康、スキルアップ、恋愛、語学などありとあらゆるジャンルに当てはまります。
このように数字が絡むと客観性が生まれ、説得力が増します。
しかし、広告やニュースで流れてくる数字がどのように算出されたのか?その裏側を知ることで、数字に惑わされなくなりました。
3.あらゆるものを分析し、構造的に理解できるようになった
構造とは何かというか、簡単にいえば要素同士の関係性に注目することです。
例えば、一見バラバラに起こった出来事でも、その中の関連性を見出すことができるようになるわけです。
具体例で1つご紹介するならば、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざ。
これは「あることによって、意外なところに影響が出ること」を意味することわざです。
「風が吹く」と「桶屋が儲かる」は一見すればバラバラの現象に思えますが、実は影響し合っているという話です。
風が吹くと埃が立ちます。その埃が人の目に入ると失明してしまう可能性があります。
もし失明した場合、その人は聴覚を使う三味線で生計を立てるようになります。
その三味線を作るためには猫の皮が必要です。
そのためには猫を狩る必要があり、そうすると猫が減少します。
その結果、猫が減り、猫が天敵であるネズミが増えます。
ネズミが桶をかじるようになります。その結果、桶が使い物にならなくなった人たちが桶を求めて桶屋に駆け寄る。
よって桶屋が儲かる。という流れなのです。
このような一見関係がないような影響もしっかり吟味することができます。
また別の例だと「歴史は繰り返す」という言葉がありますよね。
この言葉は決して比喩でもなんでもなく、実際に歴史は繰り返すのです。
いやいや!昔はパソコンもスマホもなかっただろ!と思うかもですが、この繰り返すというのは、構造的な話です。
この構造を理解することで、世の中の流れを把握することができます。
例えば、昔はテレビはお金持ちのものでした。というのも、販売価格が非常に高かったからです。
しかし、徐々にテレビの販売価格が一般の人でも買える金額になっていくので、やがて一部の富裕層だけでなく、多くの家庭に普及することになりました。
この流れは、全ての製品にも言えることです。
パソコンや携帯電話も
ということは、この流れを考えると、将来「宇宙旅行」が可能になった場合。
最初は富裕層しか体験できないサービスだったとしても、やがて一般の人でも体験できるようになり、いずれは当たり前になるだろうと予想できますよね。
このような物事や情報を構造的に理解することで、現状把握したり、未来への予測を立てやすくなるのです。
4.論理的に物事を構築できるようになった
僕が広告やコンサルティング業でやってきたことは、非常に論理的思考が必要でした。
例えば、広告でも、どのような文章の流れを作れば人は商品を買うのか。
この流れを構築するのに、必ず論理的に考える必要があります。
これは僕の仕事だけでなく、他の仕事でも応用できます。
例えば、情報発信やアウトプットしたい場合の話す順番。
魅力的に相手に伝わるためのプレゼンテーションの流れの作り方。
などこのようなシーンにも活用できます。
5.いろんなものに好奇心を持てる感性が身についた
これが一番のメリットだと感じています。
意外と感じるかもしれませんが、ありとあらゆるものに好奇心を持てるようになりました。
いわゆる子供心みたいなものでしょうか。
例えば、僕であればつい先日、福岡タワーの体積を測ってみたんですよね笑
いや、何の役に立つんだよっては話ではありますが…笑
なぜ数学的思考力を身につけると、好奇心が生まれるのか。
それは、どんな対象であれ、数学的にある程度アプローチしてそれなりの解答を導くことができるようになるからです。
「chat-GPTを使えば、どんな質問にも人工知能が答えてくれるよ!」と言われたら、試しにいろんな質問したくなりませんか?
それと同じで、数学的思考力を身につければ、どんな問題も解決できる、と聞いたら、「じゃあ普段考えてみないようなこと考えてみようか」という気持ちになるんですよね。
福岡タワーについて調べた記事はこちらでも解説しているので、もしお時間あれば覗いてみてください笑
【参考記事】ギックリ腰になったので、福岡タワーの体積を測ってみた【数学徒然草】
数学的思考力を身につけてよかったこと・メリット まとめ
今回は、数学的思考力を身につけたことのメリットをご紹介しました。
- 本質を考えられるようになった
- 数字に惑わされなくなった
- あらゆるものを分析し、構造的に理解できるようになった
- 論理的に物事を構築できるようになった
- いろんなことに好奇心を持てるようになった
これらは、不透明な時代でも快適に生きる方法だと思います。
ぜひ参考にしてみてください。