どうも、丸田です。
- 自分軸で生きたい
- 自分らしく生きるにはどうすればいいのか
- 周りの目を気にせずにいたい
そんなお悩みありませんか。
特に自分らしくという部分は、僕が今まで常に考えてきたテーマでもあります。
そこで重要になってくるのは、「定義する力」なのです。
今回は、自分軸を整えるうえでの、定義力について解説していきます。
定義するとは何か?
そもそも定義するとは何か?
「〇〇=〜〜である」と定義することです。
例えば、幸福とは何か?を考える場合、「幸福=〇〇である」と決めることです。
少し哲学的に思えるかもしれませんが、この定義することは様々な場面で活用できます。
努力とは何か、頑張るとは何か、仕事とは何か、読書とは何か、など。
このような概念に自分なりに言葉を添えることが定義する行為なのです。
この定義する習慣を身につけることで、周囲に振り回されたり影響されない、確固たる自分を確立させることができるのです。
なぜ定義すると自分軸が整うのか?
でも不思議だと思いますよね。
なぜ定義することで、自分軸が整うのか?一見関係ないようと思えるでしょう。
しかし、この定義は良くも悪くも人の人生に影響を与えているのです。
どういうことか。
重要なポイントをいくつがご紹介します。
人は言葉に影響されている
人は言葉に多くの影響を受けています。
言葉というのは、誰かと話す、だけでなく、ネットで見る文章や記事、周囲の看板や広告などを含みます。
このような言葉(≒情報)によって、さまざまな影響を知らず知らずに受けています。
僕が広告業をやっていた時も、この傾向がありまして。
全く同じサービスを売っていても、キャッチコピーの違いで売れたり売れなかったりするんですね。
つまり、中身ではなく外を見て人は判断していることになります。
ですので、人は言葉によって思考、感情、行動、習慣へ影響を及ぼされているというわけです。
同じ言葉でもニュアンスが違う
そして、これら周囲に溢れる言葉は、言葉自体は同じでも、そこに含まれるニュアンスは人によって異なります。
例えば、「頑張ろう!」という言葉。
人によって頑張るのニュアンスは違いますよね。
「とりあえず今日は早起きできたからよかった、自分よく頑張ったな!」と思える人がいれば、
「今日は法人契約3社契約取った!死に物狂いで頑張ったかいがあった!自分よく頑張ったな!」と思う人もいるわけです。
つまり、ニュアンスが違いますよね。
このニュアンスが違うままに、我々はコミュニケーションを取っていることが多いです。
ですので、知らず知らずに相手から言われた言葉やそのニュアンスを受け取っている可能性があるのです。
あの人は頑張っているから、自分ももっと頑張らなくちゃ!
このように比較が生まれた瞬間から、誰かのニュアンスに影響されている可能性があります。
そうなると、いよいよ自分らしさが失われていくのですね。
環境によって振る舞いが決定づけられる
さらに社会やコミュニティに所属すると、その環境によって使われる言葉のニュアンスが全体の集合知となっていきます。
つまり、人が集まることで知らず知らずに、見えないニュアンスを押し付けられている可能性があるわけです。
例えば、「うちの社風はこうだから!だから、これぐらいは軽くやってね」とか。
もちろん、コミュニティに属する以上は、ある程度の秩序や規則を守ることは大事です。
しかし、この集合知に染まると、いよいよ自分がなくなっていくのです。
人によって、また置かれている環境によって、多少は異なりますが、このようなプロセスを経て、いつしか「自分は何を考えていたんだっけ」「何がやりたいんだっけ?」となってしまうのです。
この状況から抜け出すことが、定義する力なのです。
ではどのように定義をすれば良いのか、そのコツをご紹介します。
定義に役立つ5W1H思考
定義をする上で、役立つ5W1Hをご紹介します。
5W1Hとは以下の通り。
- Who(誰)
- What(何を)
- Where(どこで)
- When(いつ)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
つまり何か言葉を定義する場合、「誰に、何を、どこで、いつ/どのタイミングで、なぜ、どのように」を考えることで、言葉の意味を明確にできます。
とはいえ、この6要素全て使う必要はありません。
言葉によっては不要な部分もあります。
【事例】頑張るを定義する
ここで1つ事例として、「頑張る」という言葉を定義していきましょう。
ちなみに、僕は「頑張る」という言葉はキライです笑
なので自分では使わないようにしていますが、言われた場合は「頑張るって何?」と考えるようにしています。
「頑張る」とはなんだろう?この問いは(What/何)になります。
以下独り言みたいに綴っていきます。
頑張るとは、必死になること?努力すること?でもそれは嫌だなぁ。なんかテンション下がるなぁ。
「頑張る」って、人によって違うよね。(Who/誰)
例えば、1週間寝ずにめちゃくちゃ頑張ったとしても、その2週間後に頑張り過ぎによって倒れたら、どうなるんだろか?(When/いつ)
結局それは、頑張りすぎたから気をつけましょう、ってなるだけだし。
もし1週間の成果でも病気によってチャラになるなら頑張っても意味なくない?
とはいえ、怠けてもだめだなぁ。
じゃあ自分にとっての頑張るというのは、長期的に行動できて、決して頑張りすぎてはいけない。
なので、がむしゃらに頑張ってはいけない。無理してはいけない。
ちゃんと行動したり、息抜きをするバランスを大切にしないといけないよね。
自分にとっての頑張るとは「無理せず、長期的に行動することである」
など、このように自分なりに言葉を定義するのです。
もちろん、正解はないので、自分なりにしっくりくる定義をすればOKです。
このように定義しておけば、人から「頑張れ!」と言われても、テンションが下がらなくなるんですよね。
なぜなら、相手の頑張れと自分の頑張れのニュアンスが違うからです。
自分にとっての頑張るのニュアンスを決めておけば、相手から何言われても影響されなくなります。
これが定義によって自分軸を整える方法です。
丸田の体験談
僕も過去、定義することで道を切り開いた経験があります。
僕は大学を辞めて自分でビジネスを始めようと思っていたのですが、その時大学の同期から「大学をやめるなんてお前は親不孝者だな!」と言われたことがあります。
この言葉にショックを受けた。
確かにそうだなぁ。と感じたんですよね。
親不孝の自分を認識して、自己嫌悪を感じました。
そんな状況を脱出したのが「定義」でした。
親不孝について考えすぎて、自然と「親不孝って何だろうか?」「親孝行とは何だろうか?」を考えました。
「親孝行」という言葉も、人によってニュアンスは違うようなぁ。
例えば、親の言うことを親孝行だというなら、自分の人生はどうなるのか?
仮にここ1年ぐらい親の言うことを聞いて生きたとしても、もし10年後、自分の人生を見失って、でもチャレンジできなかったらどうなるか?きっと親を恨むだろう。それこそが一番の親不孝じゃないか。
と当時はそう思っていました。
親孝行も親不孝も、人によってニュアンスが違う。
とある人は「後悔のないよう思い切り生きろ」と言ってくるし。
「親に頼れるだけ頼ればいいよ」とアドバイスしてくれる人もいるし。
人のニュアンスに振り回され、勝手に傷ついていたことに気づいたんですよね。
その経験があるからこそ、まずは自分なりに言葉を定義しました。
その結果、自分の気持ちが定まり、周囲に何を言われても、ブレ無くなりました。
面白いことに本当に意見が心に入ってこないんですよね笑
そのように定義することで、大学生の僕は自分の道を後悔なく進むことができたのでした。
定義することで自分軸を整える方法まとめ
今回は、定義することで自分軸を整える方法をご紹介しました。
- 自分軸で生きたい
- 自分らしく生きるにはどうすればいいのか
- 周りの目を気にせずにいたい
このような悩みを抱えている場合、知らない間に他人の言葉による影響を受けている可能性が高いです。
ですので、まずは言葉を定義することから始めてみることをオススメします。
例えば、「自分軸」とは何か、「自分らしい」とは何か、など決めてみると良いでしょう。
もちろん、言葉の全てを定義するのは非常に時間がかかってしまうので、少なくとも自分にとって重要度の高いと思う言葉を定義することをオススメします。
ぜひ参考にしてみてください。