どうも、丸田です。
突然ですが、あなたは2024年のアメリカでとんでもないことが起こっているのはご存知でしょうか?
移民問題?
インフレ?
雇用問題?
確かにそのような問題もあるでしょう。
しかし、我々はこの事実にももっと目を向けなければならない!
それは、セミの大量発生です!笑
なんと2024年は別格でして、実に1兆匹ほど発生しているそうです。
しかも、そのセミは日本に生息している従来のセミではなく、素数ゼミと呼ばれる不思議なセミなのです。
素数ゼミは「13年と17年という周期に成虫になる」という、まるで数学者みたいなセミです。
13年に一度、成虫になるタイプと17年に一度、成虫になるタイプの2種類が存在します。
アメリカの北部には17年周期で地上に現れるタイプのセミたちが、南部には13年周期のタイプのセミたちが生息しているそうです。
このセミがなぜ大量に発生しているのか?
結論は、13年と17年の周期が今年、一致したからなのです。
これは奇跡なのですよー!
周期が一致!さらに個体の組み合わせもすごい!歴史的に珍しい2024年
2024年は13年周期の素数ゼミと17年周期の素数ゼミの周期が一致したのです。
これは実に13×17=221と、221年ぶりの一致なのです。
つまり生まれた時代によっては、この一致を目の当たりにすることなく
生涯を終える人もいらっしゃいます。(というかそういう人が大半)
そう考えるとこれは、
2024年は奇跡の年と言っても過言ではありません。
しかし、それだけではありません。
今回の素数ゼミの個体の組み合わせがまたすごくて。
素数ゼミにも個体の性質が異なるそうですが、2024年は17年ゼミは「ブルード13」という個体で、13年ゼミは「ブルード19」の組み合わせなのだそう。
ちなみにブルード13は非常に密度が高く大発生する個体でして、ブルード19は個体数が最大かつ発生地域がとても広いのだそうです。
つまり、素数ゼミが多く広く分布する組み合わせが今年なのだそう。
えぐぃ…
まだまだ謎多き素数ゼミ
肝心の「なぜ13年と17年なの?」って話ですが、実のところ明確な理由はわかっていないそうです。
ただザックリ言えば、この周期が一番繁殖できるからだと考えられています。
セミにも天敵がいます。
日本ならクモやカマキリ、鳥などいますが、アメリカならまた周囲の環境や温度による生態系の違いがあるのでしょう。
長年かけて、一番天敵に狙われずに繁殖できる結果が、13年と17年周期だったと。
うーん。なんて神秘的なんだ!
個人的に面白いなーと感じているのは、数学の神秘の1つとして数えられる「素数」という概念が昆虫の世界にも適用されていることです。
素数とは人間が定めた概念ではありますがなぜ自然界にも存在するのか?
それは偶然なのか?必然なのか?
そんな真理の追求への好奇心を掻き立ててくれる素数ゼミ。
ぜひ興味あれば、調べてみてください。
※虫が苦手な人はちょっとビジュアル的にキツいかもしれないので、ここには掲載しません苦笑
ちなみに、僕は虫は得意ではありませんが、素数ゼミは意外と見れます笑