人生行き詰まったので哲学を学び始めたら人生が激変した話

変化

どうも、丸田です。

僕は2022年まで個人事業主として活動していたのですが、どうにも行き詰まってしまい、「あー、もう頑張りたくねぇ」と思ったんですよね。

そこから、一旦事業をリタイアし、とにかく興味関心を持つものだけをやり始めました。

数学や料理、瞑想、筋トレなど…。

その中でもとりわけ重要だと感じたのは哲学でした。

この哲学を学び始めたことで、

「このような哲学を知って個人事業やってたら、きっと結果は違っていただろうな」と思うぐらいです。

なので、これからは新しいビジネスを立ち上げていきます

では、「哲学って何がそんなに大事なの?」と感じると思うので、哲学を通して得られた自分の変化を綴っていきます。

目次

僕が哲学に出会う前の状態

哲学に出会う前までは、「とにかくお金が儲かるか?」「効率的に成功できるか?」

これが大きな行動の軸でした。

ちなみに、僕が個人事業を始めたのは2016年頃です。

Webライターとして独立したのですが、最初はめちゃくちゃ楽しかったんですよね。

とにかく実績も経験もゼロなので、体当たり的に行動していたので割とうまくいきました。

月収が50万円超えたのも、おそらく半年かからなかったかなと思います。

そんなイケイケ状態も長くは続きませんでした。

最初こそ実績・経験ゼロだからフットワークが軽かったのですが、実績や経験を積み上げていくと、自分なりのスタイルが確立(?)されてくるんですよね。

それ自体は悪くはないのですが、自分のスタイルが足枷になってチャレンジできなかったり、失敗したらどうしようというような不安が現れ始めます。

さらには、2019年頃からはYouTuberやインフルエンサーなどいろんな人が現れ、「このままじゃヤバいな…」と感じるようにもなってきました。

またいろんなビジネス書や稼げる情報が増え始めて、ライバルも激増しました。

その結果、「何が儲かるのか?」「もっと効率的に成功できる方法はないのか?」というような焦りが生じてきたのですね。

そのような考えに汚染された僕は、無意識にライバルになりそうな人と自分を比較してしまったり、自分独自の価値を生み出せなくなったり、最悪自信を失ってしまい、「こんな自信のない自分がお金もらうなんて罪悪感でしかない…」、というような状態でした。

ありがたいことに、その当時のお客様には感謝されたり、ワークショップやセミナーでは「とても良かったです!」なんてコメントをいただけることもありました。

ですが、自分の中で、自分を認めることができなかったのですね。

新しいノウハウを探す→実践してみようとする→果たしてこれでいいのか?と自信を失う→自分のやりたいことは何かを探す→新しいノウハウを探す→…∞

と言った感じで、思考が延々とグルグルしてしまい、「もう無理だ!」ということで、個人事業主をストップし今に至ります。

哲学に目覚めたキッカケ

僕が哲学に目覚めたのは2023年の1月です。

それまで哲学の「て」すら、ま〜ったく興味がありませんでした。

哲学者にどんな人がいるのか、どんな派閥や考え方があるのかなんて、当然知りません。

スイスの哲学者、カール・ヒルティの「幸福論」です。

当時は、「あー幸せになりたい」と思って手に取った書籍でしたが、この本との出会いは衝撃的でした。

本の内容が凄いというよりは、著者のカール・ヒルティが凄いと思ったのですね。

なぜなら、「勝ち組なのにめっちゃ謙虚!」と感じたからです。

勝ち組の基準は曖昧ですが汗

カール・ヒルティの経歴はざっくり

  • 父母・祖父母全員が知識人で人格者
  • ゲッティンゲン大学にて法律学を学ぶ
  • 個人で弁護士として活躍
  • 道徳的精神が大事だと読書と自分を振り返る習慣だけは続けた
  • 学問の研究や執筆活動をスタート。論文や著作を発表し続ける
  • 36歳で出版した「民主政治論理学と理想化」が大ヒット
  • 大学教授として招かれ、人気講師に

要約すると、

①環境に恵まれ、

②ビジネスで成功し、

③後世に大きな影響を与える書籍を残している

やべーじゃん!って話で。

僕が起業した時に目指した、まさに理想人だったのですね。


「人として尊敬する」

「こんな人間になりたいなぁ」

「どうやったらなれるんだろうな?」

と素直に感じました。



もし僕がカール・ヒルティ並に成功したならば、

きっと自惚れて、美女に囲まれて、豪遊し、妻に離婚届けを突きつけられて、破産して…

みたいな破滅のビジョンしか見えません笑

個人事業で稼いだら、調子乗って稼いだだけ使い込んでしまうような僕だったので、

なぜそこまで成功しているのに、謙虚であり続けられるのか?

その本物の人格に興味を惹きつけられました。

自分とカール・ヒルティは何が違うのだろうか?

これが哲学に目覚めたキッカケでした。

哲学があることの重要性

自分とカール・ヒルティの違いは何か?

まぁ数え切れないほどありますが、決定的な違いは「信仰心」だと感じています。

カール・ヒルティの幸福論は、聖書を参考としており、神への信仰が前提にある考え方だったようです。

これは想像ですが、カール・ヒルティはたとえどんな時でも「神が見ている」、「神へ近づくにはどうすれば良いのか」という考えがあったからこそ、成功しても謙虚であり続けることができたのではないかと思うのです。

一方で、僕には絶対的に信じる対象はありませんでした。

自信がなかったの、自分を信じることもできませんでした。

なので、情報にめっちゃ惑わされてましたね笑


時代が変われば、信じていることを変えたり、振る舞いがコロコロ変わるような、情報に振り回されるタイプでした。

もちろん変化は大事ですが、変えすぎて自分らしさすらも失ってる状態でした。


だからこそ、
たとえどんな状況でも、苦難に陥っても「これだけは信じる!」という信仰が大事だと思うのです。


じゃあ信仰とは何か?を考えた時に、「人としてのあり方、すなわち哲学ではないか?」と感じて、哲学に興味関心を持つようになりました。

哲学を持つことのメリット

哲学を持つことのメリットは数えきれないくらいありますが、その中でも大きな変化を3つご紹介します。

1.自分に確信が持てるようになる

まず一番の問題であった、自分への自信を持てるようになりました。

というよりは、「自分のありのままであり続けられれば人生うまくいく」という確信があります。

その結果、自分がやりたいと思ったことや、やってみたいなと思ったことは素直に行動できるし、それをやっていること自体が楽しいなと感じられるのです。

今までは、「〇〇のノウハウを手に入れられれば成功できるだろう」みたいな思考を持っていましたが、現在は「自分は何やってもうまくやれるだろう」と確信しています。

2.不安や迷いが著しく減った

日々の不安や迷いが著しく減りました。

以前であれば、他者と比較して不安を感じたり、迷ったりしていたのですが、今はほぼありません。

自分に確信があるので、そもそも自分がやるべきことに集中できますし、他者と比較することすらほぼなくなったんですよね。

もちろん、始めてやることはドキドキしたり不安を感じることもありますが、以前に比べると格段に不安や迷いは無くなったと思います。

3.秩序ある生活が送れる

そして何より一番の変化と言えるのが、秩序ある生活を送れていることです。

以前は生活リズムがデタラメで、深夜に寝て朝遅く起きたり、コンビニ弁当で済ませたり、エナジードリンクを飲んでいたりしていました。

なんなら、個人事業でせっせとやっている時は、毎日エナジードリンク飲んでましたからね笑

しかし、現在は朝8時には起きて、昼・夜毎日料理を作るようになりました。

毎日、食べたいものを作り食べるという、なんとも贅沢な暮らしができています笑

また片付けができるようにもなりましたね〜。

とそんな感じで秩序に則った生活ができている気がします。

もちろん人は生まれながらに自由に生きる権利があります。

ですが、それでも秩序は大事だと思うのです。

自由にデタラメに生きるのではなく、秩序を持って生きることの重要さを身に沁みて感じます。

まとめ

人生行き詰まったので、哲学を学んだ結果、180度と言っていいぐらい日々の生活も精神状態も変化したかなぁと感じています。

僕個人の最終的な理想は、「1人1哲学」だと思っています。

1人1人が自分だけの確固たる哲学を持っていれば、きっと一人一人が生きていきやすくなるし、笑顔が増えるし、そして何より世界が平和になるのではないかと思うのです。

ぜひ、あなたも何か自分に良い哲学を見つけてみてください。

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